Sister Beats! ― 2010/11/03 01:31:27
夕飯時に、姉が、少し不安そうな真剣な表情で聞いてきました。
姉 「…もし、だよ? 私が脳死した場合にね、臓器を提供するのに賛成してくれる?」
私 「ああ、賛成するよ」
即答した私に、ふんわりと優しい微笑みを見せる姉。
私 「どしたの?いきなり」
姉 「スポーツジムの知り合いの子が、ドナー登録したんだけど家族が承知してくれなかったらしいの」
私 「ふーん、臓器提供って、家族の承認がいるんだっけ?」
姉 「そうみたい。で、私もドナー登録しているから、聞いておこうと思って」
私 「そっか。ま、いいと思うよ」
姉 「うん、ありがと。…それにしても、臓器提供って、本人の意思が一番大事だと思うんだけどなぁ」
法律では、そうもいかんのかな。
私 「それはそうかもだけど、家族の臓器が使われることに抵抗がある人もいるだろうし」
姉 「そうだね… ところで、さ。どうして賛成してくれたの?」
私 「ああ、元々肯定派なんだよね。本人の願いだし、灰にするくらいなら誰かが助かるほうが気分がいいし。」
姉 「そっか…」
私 「あと、お姉ちゃんのおススメの、あの映画を一緒にみたじゃん?あの臓器提供の話で、改めて考えてみた結果でもあるかなぁ」
それを聞いて、嬉しそうな誇らしげな表情を見せる姉。
# ネタバレ回避のため、映画の題名は伏せておきます
私 「ま、そういう自分はドナー登録してないんだけどね。なんか忘れてて」
姉 「そうなの?コンビニでもできるらしいよ?」
私 「へー、知らんかった。
そういや、あるアニメで知ったんだけど、保険証や運転免許証の裏に書き込めるらしいね」
姉 「そうなんだ。それだと持ち歩くから、いいかもね」
私 「うん、今のには無いけど、更新して書き込み欄がついたら、書くつもり」
― うちの姉弟は、こういった会話もしてたりします
まあ、夕飯時に臓器の話をするというのもアレですが、こういった話をするのは、元看護士である母親の影響でもあります。
おかげさまで、食事中に、テレビでリアルな手術シーンをやっていても全く平気です。
ナースと聞くと、ちょっとヨコシマな妄想をする殿方もいらっしゃるでしょうがw
実際のところ、看護師さんはハードな職業です。
全身が焦げ皮膚が爛れた患者さんでも、目を背けることはできません。
素行の悪い極道の患者さんを、叱り飛ばしたりもします。
患者さんのため、看護師さんは病院という戦場を走り回るのです。あのナイチンゲールのように。
そんなわけで、看護師さんは、優しい豪傑といった性格の方が多いような気がします。
ちなみに、うちの親父は、バイクで事故って入院した先で、看護士の母と出会ったという、一級フラグ建築士ですw
それなんてエ(ry
身近に、三次元でそんなことをやってのける漢がいるのかと思うと、リア充爆発し…じゃなくて胸熱ですw
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